東と西(2)

こんにちは。企画課 小島です。

ここ最近、ありがたいことに査定業務がかなり多い状況です。

査定にあたっては、当然、物件調査を行うのですが大阪には「違法物件」の多いこと多いこと。昭和築の小ロット建物はほとんど違法じゃないでしょうか。めちゃくちゃ疑って査定にかかっています。bd27be26

※写真は中国の違法物件だそうです。相変わらずスケールのでかい国です。なお、本文とは1ミリも関係ありませんwww

さて、違法物件と言っても色々ありますが、そのほとんどが容積率の超過であり、さらにその多くは所謂「シャコテン」と言われるものです。確認申請時には車庫(容積不算入)だったのに実際は(意図的に)店舗になっちゃっているというパターンです。

その土地に建てて良い建物のボリュームが容積率という形で決められている訳ですが、これを守らない人が異様に多いんですね。違反すれば収益面積が増えますので、「やったったらええねん」的な大阪特有のノリでやっちゃうのでしょう。(想像

収益面積は増えますが、もちろんデメリットも重大です。違法があまりにひどいと建物が使用停止になっちゃうこともありますし、売却しようにも銀行はローンを付けてくれません。資産価値はガタ落ちです。(※信用組合・ノンバンク系・一部信用金庫は融資してくれますが、比較的高金利となります。)それでもやっちゃうのは浪速の商売人の性なのでしょうか。

結果、大阪の築古物件は検査済証無し・容積オーバーのオンパレードです。もはや建築基準法の適用を排除する条例でもあるのかと疑うレベルです。

一方東京は・・・みなまで言うのは野暮ですね。

リスクを理解して買う分には良いですが、皆様、高利回り物件にはくれぐれもご注意を。

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