やまとごころ とエクスポート・ジャパンは、共同企画により、老舗外国人向け情報サイト、「japan-guide.com」のユーザーに実施したアンケート調査を元に「日本好き外国人の間で満足度の高い日本の観光地　TOP20」を発表しました。

http://www.yamatogokoro.jp/research/2015/08/top20.html

訪日リピーターが実際に訪問した観光地は、いわゆるゴールデンルート周辺の主要地域、特に、東京と京都に集中します。

一方、「行って本当によかった場所」と感じている満足度の高い観光地や観光スポットは、京都を除いて、外国人の訪問先上位20か所のランキングとは、大きく異なる傾向がみられます。京都の満足度の高さはダントツです。

http://www.yamatogokoro.jp/research/2015/08/top20.html

満足度については、その評価を左右するのは、「雰囲気」であることが示唆されています。

たとえば、特定の観光地、観光スポットに共通して寄せられたたコメントを整理すると以下です：

（１）祭り：祭り特有の賑やかさ(装飾/色合い/音等)、地元の人々とのふれあい
（２）白川郷、乳頭温泉郷：タイムスリップ感覚を引き起こす地域、昔ながらの日本の田舎の景色
（３）出羽三山、恐山：神秘的な光景

訪日マニアの満足度を高めることは、この市場の継続的な開拓と拡大のために重要なことです。そして、訪日マニアの満足度を高める要素として、「人×生活×文化・歴史×自然風景、そして、交流体験」というキーワードのもの、場所に関する特徴が示されました。
１． 自然豊かな地域で、伝統や文化、日本人との共生が感じられる地域。タイムスリップしたような「雰囲気」を感じられる地域。
２． 地域の季節感を感じる風景や祭などに高い関心をもつ。
自国にはない感動的な景色や交流・体験に出会える場所。
３． 合掌造りの家や宿坊での滞在など、日本独特の文化や伝統体験ができる場所。 また、芸術祭や地域の祭りなどの参加を通して出会う人々、気づく資源の魅力など、 交流によって生み出される価値も満足度を高める。

http://www.yamatogokoro.jp/research/2015/08/top20.html